2012/01/30

マットパッケじゃ物足りませ~ん

ウチでは、お弁当は夫の担当。で、どんなものを作ってくれるかというと、ノルウェーの伝統(?)、マットパッケ、と呼ばれる、超簡素なサンドイッチ。挟まないオープンサンド形式で、上に乗るのはチーズやハム、レバーペースト、缶詰の魚、とかそんな感じです。きゅうりや赤ピーマンが乗ることもあります。お昼を作ってくれるなんて、それだけですごい、と言われそうですが、なにしろ物足りない。

典型的なマットパッケ(matpakke)
上に乗ってる茶色いモノはブラウンチーズです
私たち日本人は、概して温かい食事というのに慣れてるように思います。朝ごはんは、温かいご飯とお味噌汁、もしくはトーストにスクランブルエッグ。お昼はパスタやうどん、ラーメンなどの麺類。夜はもちろん温かい食事。ノルウェーでは、基本は温かい食事は夜のみ。朝も、昼も、パンとハム類とか、シリアルとか、クラッカーとか、冷たい,もしくは温かくない食事が普通です。みんなそれに慣れているので、別にそういうものだと思っているようです。


日本人の私には、か・な・り・物足りないですが、物価が高いノルウェー、毎日外食などしていては破産してしまいます。また、共働きが普通ですから、料理に時間がかからなくて、家事の軽減という意味では助かるな、とも思います。でも、それにしても質素なのでは?なぜそんなに食に対する情熱がないの?と訊くと、ノルウェー人の説明は、ノルウェーは農業に向いてない気候だし、石油が見つかるまではすご~く貧しい国だったので、豊かな食文化が育たなかったのだ、とのことです。

でも、それも変わりつつあるようで、ノルウェーが豊かになり、また多くの国民が海外に行くので、グルメ文化も育っているようです。スーパーの品揃えも前に比べると、随分充実してきているとのこと。このままいったら、カフェテリアでうどんが食べられる日もくるのでしょうか・・・。

ちなみに、夫は私があまりに物足りないと文句を言うので、最近はしゃけ弁を作ってくれるようになりました。ありがとね。

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